ウズベキスタン大統領・過去5年の経済社会改革の成果を強調

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タシュケント発

2021年09月03日

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は8月31日、独立記念式典でスピーチを行い、自身の大統領任期5年間の成果を総括した。ウズベキスタンは2021年で独立30周年を迎えたことから、ミルジヨエフ大統領はスピーチの冒頭で初代大統領のイスラム・カリモフ氏の功績に触れる一方、現在自身が進める大規模改革について、「新しいウズベキスタン」の始まりで、「短期間で政治・社会・経済的に新しい雰囲気が形成された」と述べた。

2016年12月に就任したミルジヨエフ大統領にとって、2021年は任期の最終年であることから、これまでの経済改革の成果を強調。a.経済成長率は合計18.3%、GDPは600億ドルに達した、b.外国貿易額は2016年の240億ドルから2020年末には360億ドルとなり、輸出額は25%増加、c.鉱工業生産額は2016年比23.4%増で、GDPに占めるシェアは19.5%から27.4%に増加、d.社債発行など国際金融市場への参入、e.対内投資および大規模インフラ投資事業の増加、f.売上税の廃止、付加価値税率引き下げなどの税制改革、g.電力、石油・ガスなど公益事業部門における国有企業民営化の推進と構造改革、h.ビジネス自由化による企業数の増加と雇用創出、i.実質所得は2016年比28%増加したことなどを挙げた。

国際関係では、a.近隣の中央アジア諸国との関係改善、b.ロシア、中国、韓国、日本、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)などの2国間協力の発展、c.国連、イスラム協力機構、上海協力機構、独立国家共同体(CIS)、ユーラシア経済連合(EEU)などの多国間協力の枠組みでの実績に触れた。また、人権面で過去、欧米諸国が問題視していた児童労働の問題は完全に根絶され、ウズベキスタンが国連人権理事会のメンバーに選出されたことは、「改革の方向性が国際的に認められていることを鮮明に裏付けた」と強調した。

ウズベキスタン大統領の任期は1期5年、再選は1度まで可能。ミルジヨエフ大統領の第1期の任期満了に伴う大統領選挙は2021年10月24日に実施される。

(ウズベキスタン)

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